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日本代表発表 巻代表入り、久保が落選 日本サッカー協会は15日、6月9日に開幕するW杯ドイツ大会のメンバー23人を発表した。注目を集めたFW陣に巻誠一郎(ジェフ千葉)が入った。久保(横浜F・マリノス)はまさかの落選。 ワールドカップを楽しむというコンテクストからは、個人的には日本は興味の対象外に近いので、どうでもいいといえばいいんですが……。だって、決勝トーナメントのサッカーをよりエキサイティングなものにする、という文脈で考えれば、グループからはブラジルとクロアチアが2勝1分けずつで勝ち上がった方がいいに決まってますし。日本は、勝ってくれればそれはそれでうれしいけど、日本が勝ち上がる、ということは大会全体の水準にとってプラスとも思えないわけで、どうでもいい、というのは言い過ぎだったかもしれないけど、けっこう複雑ではあります。 で、選ばれたメンバー。驚きは久保でしょう。松井も驚きがないわけではないんですが、フォワードとして使うには少し足りないかもしれないし、中盤で使うとすると、余ってしまうし、けっこう位置づけが中途半端なので、やむを得ないかもしれません。 しかし、久保は驚きです。たしかに、今年、というか長期離脱後の久保は本調子にはほど遠いし、残した結果もろくなものではありません。動きは悪い、連携は悪い、シュートは入らない、では、落とされたところで言い訳はできないのかもしれません。ですが、残るのは、「日本に久保を落とす余裕があるとは思えない」ということです。 「何故久保にこだわるのか」という批判は、こと本番秒読みになってきた最近はけっこう聞こえました。調子のいい選手を使え、という声とともに。ですが、「調子がいい」というのが何をもとに判断されているのか、といえば、国内リーグなわけです。日本のレベルで活躍できている、ということと、国際レベルで活躍できるか、ということは全くの別問題であるのが日本だということを認識する必要があるでしょう。すなわち、「レベルがちがう」ということですね。 なら、「その国内リーグですら結果を残せない選手を何故?」というのは当然起こってくる疑問でしょう。その答えは明白です。「久保は、そのポテンシャルにおいて群を抜いている」ということです。 調子のいい選手を使えばいい、というのは、サッカーの一流国の話です。普段のサッカーと国際レベルのサッカーに、それほど大きな開きがないから、国内の活躍が参考になるわけです。翻って日本の場合は、そこに大きな開きがあります。いくら国内で活躍していても、まったく参考にならないわけです。サッカー発展途上国の日本の場合は、調子が悪かろうが何だろうが、「こいつなら、力を出し切ることができれば、なにかやれるかもしれない」という感じで、ポテンシャルに注目した選考をするしか、結果を残せる可能性がないわけです(それでも、そんなに大きな可能性ではないけど)。久保はまさに、「ポテンシャルを顕在化させることができれば、かなりやれるはず」の選手です。ジーコのこれまでの選考、いろいろなコメントの解釈からは、ジーコがこのように考えてきたことが明らかだと思います。もともと、そんなに多くの選択肢はないのです、日本には。わたしは、ジーコの個人のポテンシャルを見る目が、日本のほとんどの人間に比べて、劣っているとは思いません(おそらく、遙かに優れているでしょう)。監督としての能力云々の問題以前、これまでどのレベルのサッカーとどういう関わりを持ってきたかの問題ですから。 だからこそ、最後の最後での久保の落選は納得がいきません。あまりの批判の大きさに、ついに協会も久保の選出に負の圧力をかけ、ジーコがそれに屈したのだとしたら(それしか、理由が思いつきません)、多くの人のサッカーを見る水準の問題が、代表のレベルに影響するという、よい事例かもしれません。
by ka-takeuchi
| 2006-05-15 15:06
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