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<年金不正免除>小泉首相、川崎厚労相ら怒り隠さず 社会保険庁による国民年金保険料の不正免除問題は29日、全国的な広がりを見せ始めた。改革政権の終わり近くに、同庁の「懲りない体質」が小泉改革の底抜けぶりをあらわにしたため、小泉純一郎首相や川崎二郎厚生労働相も怒りを隠さない。 この件、問題の大きさや広がりに比べて、村瀬長官の進退問題の扱いが非常に小さいと思います。なぜか、といえば、ここで民間出身の長官の進退問題に焦点をあてることで、これまで報道の方々が使っていた「役人はダメで民間がいい」という紋切り型の二分法が崩れてしまうからです。 社会保険庁が組織として有効に機能する状態にないことは明らかですが、この状態を作ったのが役人であるという前提で、そこに「正しい風」を吹き込むために村瀬長官は損保ジャパンから迎えられたわけです。ところが、風を入れてもなにも変わらなかったわけで、このことは、これが「役人が腐っているかどうか」にとどまる話ではなく、民間、すなわち日本人が全体として腐っているかどうか、という問題であることを示してしまっています。社会保険庁の今の状態は、役人が作り上げたものです。その点は動きません。ですが、そのさらに向こうにある問題として、「日本人が役人になるとこうなる」という仮説が裏付けられた可能性があるわけです。 日本人から役人を切り離して批判すれば、大多数の日本人には攻撃対象ができることになって耳触りは悪くありませんから、視聴率や発行部数のアップへの貢献が期待できます。しかし、日本人全体を相手にすると、潜在的視聴者や購読者を批判の対象にすることになりますから、非常にリスキーです。 ただ、このまま行けばトップの進退問題は避けて通れないでしょう。その時のために、そろそろ準備が始まるのではないでしょうか。「民間」から「村瀬」を切り離す作業です。いざとなれば、「民間がダメだったのではなく、村瀬がダメだった」と主張するために。損保ジャパンが抱える問題が時々言及されるのも、その布石かもしれません。
by ka-takeuchi
| 2006-05-31 16:17
| 政治
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