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佑ちゃん、いきなり295球!「死にものぐるい」沖縄キャンプイン 早大に進学する早実・斎藤佑樹投手(18)が4日、沖縄・浦添市の浦添市民球場で早大野球部のキャンプに参加。初日からブルペンで直球のみ295球を投げ込んだ。神宮のマウンドを目指す『ハンカチ王子』は、4月14日に開幕する東京六大学リーグ春季リーグ戦に向けて、一気にペースを上げる。 カテゴリ分けで、スポーツにするかマスメディアにするか、迷ったんですが、一応スポーツ(野球)にしときます。 早稲田大学って、沖縄キャンプなんてやってたんだ……てなものじゃないでしょうか。before斉藤佑樹で知っている人って、どれだけいたのでしょうね。そもそも、大学の体育会って、こういうのは「合宿」といってたんじゃ? ラグビーだって、夏の菅平は合宿としか呼ばれないですし。今年からは違うのかもしれませんが。 そもそも、いち大学チームの「合宿」を、どうしてこんなに紙面や放送時間を割いて報じなきゃいけないんでしょ? 斉藤佑樹のニュースが知りたい人の大半は早稲田の野球部自体にはそんなに興味ないだろうし、そもそも野球というものは相手があって初めて競技になるわけだから、早稲田の合宿だけ報じていても、スポーツ報道にはなりません。斉藤佑樹のニュースを伝えるためだけに、「早稲田の合宿取材」という形でスポーツ報道の皮をかぶせているにすぎないでしょう。呼び方も、斉藤フリークの方々の耳ざわりがいいように「キャンプ」としてね。 メジャー報道もそうです。個人のニュースを伝えるだけなのに、あたかもMLBを伝えているような振りをして……。その日のイチローの成績は知っていても、その試合でマリナーズがどんな試合をしたかをキッチリおさえている人は、どれだけいるでしょう? たぶん、むこうしばらくの東京六大学の試合もそうなるでしょう。 日本の野球は、形式はともかく実態としてはNPBを軸に成り立っています。プロ野球の発展がなければ日本の野球の発展もありません。スポーツ報道ですらない六大学やメジャーの中の「個人」の報道で、その軸の部分の報道がついでのようになってしまうのはいかがなものでしょうか? 下手をすると、記事のなる木である斉藤佑樹自身を潰しかねない、松坂や岩村のジャマになりかねない、いまの報道の流れは、スポーツ報道ではありません。芸能報道です。 もちろん、いまのプロ野球に関わるニュースより、斉藤や松坂の近況を知りたい人の方が多いから、というのは有効な反論です。読者や視聴者(潜在的なそれも含めて)の関心に奉仕するのが報道の役割だというのはわかります。でも、それだけですか? だったら、政治でも経済でも文化でも社会でも、偏った関心に奉仕する事実だけを報じていればいいでしょう。愚にもつかない問題提起などする必要はありません。社説だって不要です。 当然ながら、ワタシが本当に問題提起や社説を不要だと思っているわけではありません。「なぜスポーツだけが例外なのだ?」と言いたいだけです。野球に関して言えば、日本のプロ野球に最大の関心が集まる状況があって、初めて野球界全体の正常な発展が可能なんです。関心が薄れているならば、それが戻ってくるようにつとめるのが、スポーツにおける報道の役割ではないでしょうか? オーストラリアにおけるラグビーの報道や、ブラジルにおけるサッカーの報道などとは、好対照です。これらの例では、報道されるネタの大半は国内のトップレベルの競技動向で、どんなにいい選手でも、国外に出た選手にはほとんどスポットはあたりません。国外に出た選手は、自分たちの国のラグビー、あるいはサッカーとは関係なくなるからです。また、フル代表以外の「年代別代表」に特段の関心が向くこともありません。そこの競技水準が、トップレベルではないからです。ロナウジーニョがいたときですら、ブラジルの五輪代表に人々の関心が向くことはほぼなかったのですから。 ワタシは日本のマスメディアの水準を、かなり低く評価しています。そのレベルの高くない報道機関が、他の分野では曲がりなりにもやっていることすら、スポーツの世界ではできていません。要するに、スポーツ報道の位置づけが、おまけのようなものだと言うことでしょう。そして、「読者、視聴者の関心に奉仕する」という言い訳を可能にしているという意味において、日本人のスポーツに対する意識がその程度のものだということです。それじゃ、競技水準の底上げなんておぼつきませんよね。
by ka-takeuchi
| 2007-03-05 11:28
| スポーツ(野球)
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