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アルゼンチンが初進出 4強、南アは2大会ぶり 【マルセイユ7日共同】ラグビーW杯は7日、準々決勝2試合を行い、アルゼンチンがスコットランドを19-13で破り、初の準決勝進出を決めた。南アフリカはフィジーを37-20で下し、2大会ぶり3度目の4強。パリ郊外のサンドニで行う準決勝は、13日にイングランド-フランス、14日が南ア-アルゼンチンのカード。アルゼンチンは前半を13-6とリード。後半にPGとDGで加点して逃げ切った。 それにしても、ワールドカップ準決勝進出チームが出そろった日に、トラックバック対象となるような記事がたった1件……。スポーツニュースでも、ほとんどはスルー。この関心度で、次の開催国選びでも、、また立候補するという噂があるのだから、ほとほと呆れてしまいます。ツール・ド・フランスを日本へ、ということを言えば、誰だって正気を疑うと思いますが、関心度はまだ向こうの方が高いぐらいですよ。(ちなみに、ツールを日本へ、といっても、全部をもってこいという戯言ではありません。今年のロンドンスタートのように、一部を、という話です) 世界ランク1位のNZと2位の豪が去り、躍進アルゼンチンがベスト4まで食い込むという、何とも想定外の準決勝となりました。その演出をした準々決勝4試合は、格下のチームが上を食うにはどうしたらいいか、という鍵がぶら下がっていた気がします。要するに、日本が強いチームに食い下がるには、と言い換えてもいいですね。 ラグビーに限らず、日本では何かというと、「自分たちのプレーをする」という言葉が聞こえます。「勝利への鍵は?」「相手に惑わされずに自分たちのプレーをすることです。」てな感じですね。 でも、よく考えれば、こんなに独りよがりで阿呆なコメントはないんです。強いチームと弱いチームがお互いに「自分らしさ」を出し合えば、強いチームが番狂わせなしに勝つに決まっているんです。 オーストラリア対イングランド、ニュージーランド対フランスの2試合は、美しさのかけらもないつぶし合いの泥試合でした。「格下」のイングランドやフランスが、自分の展開力を殺してまで、相手の展開力を封じ込める作戦に出たためです。イングランドもフランスも、得点力のないチームではありませんが、得点力を競う限り、南半球の2強の方が1枚も2枚も上ですから。格上と闘うときには、自分の長所が何かはどうでもいいんです。とにかく、相手の良いところを出させないようにする、その1点につきると言うことですね。それに成功したとき、運が良ければ勝てると言うことでしょう。自分より強い相手に対して、その良さを殺せたとして、なお自分の長所を出す余裕などあるはずがありません。 ちなみに、スコットランドとアルゼンチンも似た展開で、スコットランドは運が向かなかったと言えますし、フィジーは堂々と自分の長所を出し尽くしたラグビーで南アフリカに挑み、美しく散っていったわけです。 日本に関して言えば、フィジーとの試合は接戦ではありましたが、どこまで行っても追いつけない試合であり、引き分けたカナダとの試合に今後の方向性があるということです。自分たちが弱い、というところからスタートしなければ話になりません。 それにしても、前回のワールドカップでも感じましたが、北半球と南半球のラグビーを比べると、南半球が「競技」であるのに対して、北半球は「闘い」です。ニュージーランドもオーストラリアも、ラックからボールを出すシチュエーションなど、スクラムハーフがボールを出す段階になると守る方もあまりしつこく手を出しません。まさに、「つまらないことにこだわらずに互いの良さを存分に出し合って競う」というか、実におおらかです。北半球のチームは、ボールがでる直前までガシガシとしつこく手を出してきます。こちらはまさに、「きれい事ではない、勝ってなんぼ」の「戦争」に近いものです。欧州と新世界の、歴史の有無も含めた文化の違いなのでしょうね。オーストラリアもニュージーランドも、歴戦のスクラムハーフが、いつもと同じリズムでボールを出せないことに、相当苛立っていました。こんなところにも、2強が足をすくわれる落とし穴があったかもしれません。 #
by ka-takeuchi
| 2007-10-09 18:04
| スポーツ
<ラグビーW杯>日本、ウェールズに敗れ1次リーグ敗退 【カーディフ(英国)井沢真】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会第11日の20日、1次リーグB組の日本は、当地のミレニアム・スタジアムで地元ウェールズと対戦し、11トライを奪われて18―72で敗れた。日本は3連敗、勝ち点は1のままで6大会連続の1次リーグ敗退が決まった。各組上位3チームに与えられる次回W杯の出場権も逃した。ウェールズは2勝1敗とし、勝ち点4に4トライ以上で得られるボーナス点1も加えて通算勝ち点を10に伸ばした。 正直なところ、純粋に水準の高いラグビーの観戦を楽しみたい自分にとって、ワールドカップの一次リーグというのは玉石混淆に過ぎ、有力チームの調整度合いを確認する以上の意味合いを持ちません。「日本いけるぞ」とか、「○○に死角!」とかいった手前味噌の報道は雑音でしかないのです。まあ、その意味では、サッカーのワールドカップよりも格段に静かなラグビーはまだまし、というところでしょうが、報道にもほとんど振り向いてもらえないような環境しか持たない日本ラグビー、ワールドカップを自国で、ということをまだ考えているのでしょうか。多くの人々が自分たちのラグビーに誇りを持っている国の人々に対する、侮辱だと思うんです。 この試合についていえば、引用した記事に限らず、「序盤は健闘」という部分が必ずあります。しかし、ラグビーは80分闘ってなんぼの競技です。結果がすべてだ、ということだけでなく、「序盤」をどう位置づけるか、ということを考えなければならないでしょう。80分の中の最初の20分であれば、そのあとの60分をどう闘うかの材料を集めている段階なわけで、ウェールズからすれば、「日本がどう闘ってくるか」を見ている状態だということです。選手やコーチには「最初に相手の腰を引かせ、後はその勢いで」というもくろみがあるかもしれませんし、それを認めないわけではありません。ですが、見ている側はそれを斟酌すべきではないのです。見ている側は、それを踏まえた上で、「最初に勢いを引き寄せようとしたが、結局それは相手の掌の上からでるものではなかった」という評価をすべきなんです。それをマスターベーションのような報道しかしないのであれば、見る側の目の厳しさはいつまでたっても育ちません。そして、いつまでたっても「自分たちのプレーをする」とバカのひとつ覚えのようなことばかりいっている状況が改善されないわけです。 さて、大会全体からすれば、日本がどうしたかは些細な問題です。スコットランドとイタリアのC組の2位争い、アルゼンチン、アイルランド、フランスのD組の三つどもえが、一次リーグの残された関心の焦点でしょう。イタリアとスコットランドの直接対決、ここまでラクをしたアイルランドが残りのフランス、アルゼンチン戦をどうこなすか。ちょっと目は離せません。 ただ、こういった興味の焦点すら、南半球3ヶ国の存在感の前にはかすんでしまいますね。イタリア戦を含めて得失プラス157、得失トライがプラス24のニュージーランドが群を抜いているのはもちろんですが、ウェールズ戦を終わってそれぞれプラス100、プラス15のオーストラリア、イングランド戦を終わってプラス88,プラス10の南アフリカの存在感は圧倒的です。このほかに目立つ数字といえば、スコットランドのプラス88、プラス13ですが、ここは相手がルーマニアとポルトガルで、ニュージーランド、イタリア戦を残した数字です。ここからは、この数字が悪化する道しかありません(ある意味、日本の3戦終わってマイナス146,マイナス23も圧倒的ですが。得失点がマイナス3桁なのは日本と初出場のポルトガルだけです)。この3ヶ国から優勝がでないとすれば、何かが間違っている気がしますね。 #
by ka-takeuchi
| 2007-09-21 11:58
| スポーツ
日本、フィジーに31-35で惜敗…決勝T進出厳しくなる W杯2007第5日(11日、フランス・トゥールーズほか)1次リーグB組の日本は、フィジーに31-35で惜敗した。8日の豪州戦で大敗した日本はメンバーを総入れ替えし、NO・8箕内拓郎主将(31)=NEC=ら主力選手による布陣で臨んだが、あと一歩で勝利には届かなかった。豪州戦に続き2連敗となったことで、悲願の決勝トーナメント進出は極めて難しくなった。 RWCネタの2回目です。2廻り目を終わった時点で、と思ってましたが、ちょっと時間が出来たので、とりあえずメモ書き代わりにかいときます。 各組ともに3試合目が終わったわけですが、C、D組でイタリアとアルゼンチンが横綱相撲で格下を寄り切ったのが印象的でした。95年南アフリカ大会あたりまでは、上8か国とそれ以外の間に大きなミゾが存在したと思うのですが、どうやら、この2か国は上のグループに定着したと見ていいでしょう。逆にスコットランドあたりは、こぼれ落ちそうな状況ですし……。 イタリアは5か国に揉まれ続けて10年以上がたちましたので、その成果が出てきたと言うところでしょうが、アルゼンチンは謎です。どうやって強化しているのか、想像がつきません。サッカーのようにブラジルという強力なライバルがいるわけでもないですし、ガチンコ勝負で強豪と当たるチャンスが見あたらないんですけどね。 さて、各組3つ目の試合の中に日本対フィジーがありました。日本寄りすぎの放送は聞く気がしないので、今回もスカパーの副音声で。 スコアの上では、よくやったのでしょう。放送でもそういってました。ただ、あくまでスコアの上だけで、中身が詰まった試合とは評価されていなかったところがつらいですね。特に、キックの飛距離や精度、パスの速さや正確さが世界レベルからほど遠かった日本、それにおつきあいをするように最後までミスを繰り返したフィジー。それでいて両軍合わせて60点以上入ったことから結論づけられる、ディフェンスの厳しさ不足。競り合ったという事実だけが見どころだった試合だと、自分は考えています。日本はオーストラリア戦を犠牲にしてフィジー戦に臨んだわけですが、おそらく、フィジーも次のカナダ戦に向けてコンディションをあげるため(これを確実にとることが、グループ2位を争うための絶対条件ですから)、初戦である日本との試合を調整に使ったというのが本当のところでしょう。フィジーにしてはつまらないミスがあまりにも多すぎましたから。 日本はアジア代表としてRWCに出ているわけですが、韓国の地盤沈下が著しい昨今、このままではいかんのでしょう。まわりの国との差はどんどん開いていきます。日本にとって、真の真剣勝負はRWC予選と本戦しかないわけですから。もちろん、小さなタイトルのかかった試合はいくつもありますけど、北半球の6か国対抗、南半球のトライネイションズとはわけが違います。そして、南太平洋の小国は、はじめから豪、NZをむいてプレイし、その強烈な影響下にあるわけです、ところが、日本については国全体としてのレベルが格上の国と近づく環境が全くないのです。 ここはひとつ、RWCの予選を、アジアではなく、アジア・南太平洋で4か国、という感じに分けてもらうべきじゃないでしょうかね。とにかく、強い国と本当の真剣勝負をする機会を、少しでも増やさなければどうにもならんと思うのですが……。 #
by ka-takeuchi
| 2007-09-14 00:38
| スポーツ
ウェールズ、南アなど勝つ ラグビーW杯第3日 【トゥールーズ(フランス)9日共同】ラグビーのワールドカップ(W杯)は9日、1次リーグを行い、日本と同じB組のウェールズがカナダに42-17で逆転勝ちした。A組で優勝候補の一角、南アフリカは59-7でサモアに快勝した。D組のアイルランドはナミビアを32-17で下した。オーストラリアとの初戦で3-91と大敗した日本は、第2戦のフィジー戦が行われるトゥールーズに移動し、軽めの練習を行った。 久しぶりの書き込みになります。腐敗臭など漂っていなければよいのですが……。 とりあえず、第1ラウンドが終わって、主だった国もひととおり見せてもらったことになります。 開催国フランスは、いきなりやられましたね。開幕カードで番狂わせが起こりやすいのは、サッカーのW杯ではおなじみのジンクスですが、ラグビーもそれぐらいW杯が定着してきたのかもしれません。番狂わせと言うには、最近のアルゼンチンは強すぎるのも事実ですが、まさか、という感は否めません。内容で負けたわけではなかったと思いますが、開催国故の焦りが完全に悪い方に転んだと言うところでしょう。 南半球の3カ国は、下馬評通りの力を垣間見せた、という感じですね。特に、今年6カ国対抗で健闘したイタリアを二桁トライで一蹴したNZは、やはりひと味違います。ラインアウトの不安定さをとことん突ければ活路も見いだせるでしょうが、それを本当に活路にできるのは、やはり豪と南アぐらいしか見あたらない感じです。ただ、「垣間見せた」とあえて書いたのは、NZ以外は、実力を正しくはかれる相手との試合ではなかったということで、この2カ国はまだ未知数の部分があるように思います。 北半球組も、フランス以外は格下を相手に順当に初戦をクリアしていますが、南半球組と違ってもたついてます。イングランドはアメリカ相手に普通のスコアしか残せず、「とにかく1トライを!」というアメリカに、その通りトライを奪われてしまってます。アイルランド、スコットランドは危なげなかったと言えば危なげなかったですが、6カ国対抗組とナミビア、ポルトガル、という試合にしては、ちょっと「相手を圧倒する」度合いが低かったことも間違いないでしょう。特に、アイルランドは、フランスがアルゼンチンに敗れたことによって一気に混戦となったベスト8に向けた戦いを考えると、不安が残るといってもよいかもしれません。 さて、一応プールBだけは別に取り上げておきましょう。ここまで触れなかったウェールズですが、選手層が薄い! カナダ相手に温存したはずのフライハーフのジェームスとフルバックのトーマスが後半早めの段階で急遽投入されましたが、彼らがリズムを変えなければ、下手をするとカナダ相手にズルズルといっていたかもしれません。ただ、リズムが変わった後の猛攻はさすがで、やはり格上です。日本が手の出る相手ではないでしょう。 一方のカナダですが、ウェールズがリズムをつかんだ後はズルズル崩れたとはいえ、前半、および、後半の終わり間際など、相手を上回るフィジカルの強さをフルに生かす戦法でしばしばウェールズを窮地に追いやっています。同じ戦法で来れば、日本はかなり苦しいでしょうね。 そして、誰もが忘れたいと思っているであろう、豪対日本です。始めに明らかにしておきたいと思うのですが、1対38というタックルミスの数について。これは自滅でもなんでもありません。ただの実力差です。ミスは勝手にするものではなく、誘発されるものです。ラグビーに限らず、「ミスで負けた」というコメントは多いのですが、それはただの言い訳です。「実力で負けた」ということを素直に認める方が、やっている人はもちろん、見る人にとってもどれだけその後のためになるかわかりません。見苦しいコメントは勘弁して欲しいものです。 これを前提にした上で、「健闘」と評されている前半の前半についてコメントします。これも日本のメディアに多い勘違いなのですが、自分が全力で当たっているときに、相手も全力だと決めてかかるところがあります。「全力」にいくつかの段階があることを認識していないわけです。前半の前半の豪は、個々の選手は手抜きをしていませんが、チームとしては7月半ばに三カ国対抗が終わってから試合をしていないブランクを取り戻すプロセスでした。まして、柱ともいうべきトゥキリとレイサムは、ケガや謹慎で今期の国際試合は初登場です。ずれた歯車を元に戻す時間だったといっていいでしょう。それを修正してきた後半の姿が豪の「真の全力」(いや、8割ぐらいだとは思いますが)であるわけで、相手が調整過程だったからこそ、前半のディフェンスがあったというのが正しい見方だと思います。それを考えると、95年のNZ戦以上の惨敗とも言えます。まあ、メンバーも多少落としていますから、差し引きで考えると、そこまでではないでしょう。ただ同時に、「蹴りすぎ」というのは、誰もそれを修正しなかった(幾人かは日本のトップレベルにいたことがある選手であるにもかかわらず)ことを考えると、メンバー落ちだからだけではなく、「強いチームと当たるときに日本のラグビーが抱える欠陥」であるということを見落とすべきではないでしょう。自分はスカパー!を副音声で聞いていましたが、おそらく豪州人であろう実況と解説は、「フィジカルで苦戦するのがわかっているのに、なぜ簡単にボールを手放すのか」と、しきりに首をひねっていました。「とにかく、ボールを持ち続けることからすべてを始めるべきだ」とも。 試合前、副音声では小野沢と北川を評価し、「もし良いボールを供給されれば、なかなか怖い存在」としていました。ただ、そのあとに「本当に『もし』だけどね」と付け加えています。そして、試合はその通りの展開となりました。彼らは日本を思いっきり見下しており、そしてその判断は正しかったということです。 ワールドカップの開催国というのは、ラグビーに限らず、いくつかの特典があります。それは、それだけの力がある国だと推定されるからこそ開催国となる、という前提に立ったものです。無条件で第1シードをあたえるに足る国だと思われているからこそ、開催国=第1シードなのです。果たして、日本は北半球の5~6ヶ国、南半球の3ヶ国と同じ立場で、ワールドカップの開催国となろうとする資格があるでしょうか。日本の場合、開催国特権を放棄することによってのみ、開催国争いのレースに参加する資格が生まれるような気がしてなりません。 さて、第2ラウンドはどうなりますか。狙い通りに、フィジーに一杯喰わせることができるでしょうか。自分は懐疑的なんですけどね。 #
by ka-takeuchi
| 2007-09-10 12:16
| スポーツ
1区は外国人留学生起用を禁止 全国高校駅伝、来年から 全国高等学校体育連盟は22日の評議員会で、京都市で行われる全国高校駅伝で最長区間の1区(男子10キロ、女子6キロ)に外国人留学生の起用を禁止することを決めた。終盤まで競り合いを続けるための措置で、来年12月の大会から適用する。走力に勝るケニア出身留学生が1区で他チームを引き離す展開が目立ち、関係者や一般ファンから苦情などが寄せられて「1区を除く区間で1人」に変更した。 このネタ、出勤前の朝ワイドショーなどでも取り上げられていました。高野連の暴挙の影響でしょうか。んで、おおむね否定的だったりしました。「その前に県外留学生だ」などとのたまうコメンテーターもおられました。 自分はといえば、結論には大賛成です、ですが、理由は笑止だと思います。 見ている人間のことは、どうでもいいんです。外野なんですから。高体連は、大会がなんのために行われているかを考えなければいけないはずでしょう。で、それはなにかといえば、高校陸上長距離の水準の底上げのはず。そして、そのために駅伝が正常に行われる環境を整えなければいけないはず。留学生の1区起用の蔓延は、この環境を完膚無きまでに破壊します。だから、禁止されなければならないのです。 「差別にあたらないか」「日本人選手の努力が足りない」「それでも勝負できるように指導者が工夫しなければならない」等々、この結論に批判的な見解を持つ方はおっしゃいます。自分からすれば、「高校駅伝見たことあります?」と問いたくなりますし、まず間違いなく、まじめに見たことはないでしょうね。駅伝という競技を理解して、その上で現実を見れば、普通はそういう反応は出てこないはずです。 駅伝という競技は、複数の選手の特性をうまく理解し、距離の違う各区間に振り分け、それぞれが力を発揮して最善の結果を出せるようにプランを作るものです。そして、そのなかで選手は自分の走り方に合わせて結果を出そうとします。そういう中で切磋琢磨することが、学生の力の向上につながるわけですね。 これが、1区でいきなり大差がつくと、こういった「ゲームプラン」が全て無駄になり、とにかく死にものぐるいで追いかけるしかなくなるわけです。そうするとたいていオーバーペースで走り出すことになって、タイム的にはむしろマイナスになったりします。1区で2分も差がつけば、上が自滅しない限り、まず勝つチャンスはなくなると考えていいでしょう。 では、1区で差がつかないようにすればいいのでしょうか? 本気でそう考えていらっしゃる方は、お願いしますから、これ以上なにか発言する前に、年末まで待って高校駅伝を真剣に見てください。頑張れば留学生に手が届くものなのか、すぐにわかると思います。1万メートルのトラックの日本記録は27分30秒を上回ってます。留学生は、トラックより走りにくいはずのロードである1区10キロで、下手をするとどんな日本人もかつて切ったことのない、その27分30秒を切ってきます。日本の高校生で10キロのタイムを持っている選手自体がそう多くないですし、29分前後ならばトップクラス中のトップクラス、破格の選手でしょう。力が上のものと競うのは本人のためになるというのは、どんな競技でもよくいわれることですが、ここまで力の差があるとなんの意味もありません。レベルが違うというよりも、世界が違うのです。骨格と筋肉の構造が違うのです。この世代の日本人選手は、留学生たちのスピードについて行けません。ついて行けるものがいたとしたら、その選手は致命的な故障を起こすでしょう。日本人の筋肉の成育パターンでは、この世代ではそのスピードを受け止めるだけの筋肉の持久力が育ってないはずですから。「努力で追いつけるようにしろ」ということは、「故障しろ」と言うのと同義に近いでしょう。 もちろん、見ていても留学生が1区を席巻するいまの高校駅伝は面白くありません。先ほど述べたように、チームの戦略の機微を感じることが出来ませんから。最近の1区は、ことさら日本人選手が留学生を無視するような展開がほとんどです。留学生をいないものとして、「自分達のペースで」極力走り、2区以降、先行したチームがつぶれることを期待しながら3位争い、4位争いに明け暮れるわけです。先行したチームがつぶれると、勝負は面白くなってきますが、「留学生しかいないのか、このチームは」と思うのは、これはこれで不愉快です。 ですが、外野の騒音についてはどうでもいいです。とにかく、正常な駅伝に戻してほしい。それが日本陸上界のためであり、それで陸上競技のレベルが上がれば、駅伝ファンにも申し訳が立つはずです。 #
by ka-takeuchi
| 2007-05-23 22:54
| スポーツ(駅伝)
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