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Excite エキサイト : 岩国住民投票 住民としては当然の反応だということだろうか。 政府は、淡々と予定通り進めるとしている。さてどうなるか。 視点を変えてみる。 テレビ等で見かけた意見の中には、「国民の意見を尊重するのが民主主義であり、この結果は拘束力を持ってとらえられるべきだ」というような趣旨のものもよくあった。 だが、考えてみよう。 いったい、どこの街の住民が、「ここに艦載機を移転してきていいですか?」と問われて、積極的に賛成するだろうか? この住民投票は、最初から結果がわかっているようなものだったともいえる。 どこの街で住民投票をやっても、似たような結果が出るだろう。ということは、日本には基地や艦載機を受け入れる場所はないことになる。従って、この結果に拘束されるかぎり、米軍基地は作れないし、艦載機の移転もできない。 もちろん、「日本には米軍基地は要らない」という結論自体を肯定してしまう人もいるだろうが、安全保障について普通の感覚を持っていれば、とてもそんなことは言えない。どこかに作らなければならないが、住民投票の結果に拘束されるかぎりは、どこにも作れない。候補に挙がったところが住民投票をすれば、反対が多いに決まっているからだ。 忘れてはならないことは、「安全保障」は「国民全体の利益」であり、「政府の都合」ではない、ということだ。最終的には「国民全体の利益」は「地域住民の利益」に優先する。「安全保障」という政策課題が正しく追求されるかぎりは。したがって、こういう問題について住民投票を行うということは、フェアではないということになる。 では、「安全保障」のためならば、何をやってもいいか? 実はそうなのだ。もちろん、「国民に選ばれた」政策当局が説明責任を十分に果たして、政策目標に照らして基地建設や部隊移動が正当なものだということを示し、かつ、それで損害を受ける人に対して、充分な補償が行われるかぎりにおいて、ではあるが……。 この例は、民主主義、という言葉が果たして正しく国民に理解されているかどうか、をはかるバロメーターのひとつなのかもしれない。
by ka-takeuchi
| 2006-03-14 19:57
| 政治
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