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日本、エクアドルに1-0 佐藤寿が終盤に決勝点 サッカーの国際親善試合キリン・チャレンジカップは30日、大分・九州石油ドームで行われ、日本代表は同じワールドカップ(W杯)出場国のエクアドル代表と対戦、後半40分の佐藤寿(広島)の得点で1-0で勝った。ジーコ監督就任以来、南米勢とは9度目の対戦で初勝利を挙げた。 WBCもそうなんですが、「勝ったが故に失ったもの」ってあるんだと思います。対韓国は1勝2敗で1点差で2回負けて1回は大勝。ジャイアンツが弱いときのパターンそっくりでした。でも、「世界一」で、つぎは「胸を貸す立場」ですか? 日本の野球に何が足りないのか、議論するチャンスをまた失ってしまったような気がします。 昨日のエクアドル戦もそうです。4-4-2がダメだから3-5-2にしたのかもしれませんが、前半はそれすら危なっかしい守り方で、「こりゃ、本気で5-3-2にしなきゃダメか?」と思わせてくれる有様。見ていての印象を時間を追って述べれば、エクアドルお疲れだな(前半の前半)→お、エクアドルやる気出してきたな(前半の後半)→1対0でエクアドルか0対0だな(後半の前半)→エクアドル、明日の秋葉原のことしか頭になくなってきたかな(後半の後半)、ていう感じです。で、その最後に日本に1点が入ったわけですが、案の定、エクアドルの軽率なプレーがきっかけで、かなり「ごちそうさま」に近い感じ。評価できるのは小笠原が三都主につないだパスぐらいでしょう。その小笠原も、そのほかのプレイは「なんだかな」という印象でしかありません。前サンパウロ・現鹿島監督アウトゥオーリ氏が言っていたとおり、世界のサッカーでは、すでに3-5-2は時代遅れのシステムで、4-4-2(実際は2-6-2)が主流なわけですが、その時代遅れのシステムですらやっとやっとこなしている、というのがいまの日本代表のいる水準でしょう。 小野も悪かったですね~。あのメンバーで何かやってくれるとしたら小野しかないか、と思っていたのですが、心と体がバラバラで、「これしか自分ができないはずはないんだ」という焦りが随所に見えました。今のままだと、欧州復帰は苦しいかなぁ。 こういう点の回顧が、勝ってしまったことでおろそかになりそうな気がしてなりません。 今回の試合は、エクアドルというチームがどういうチームかを理解しないと、正しく評価できないような気がします。 エクアドルは言わずとしれた南米のC級国です。今回はW杯出場をものにしましたが、あの地域は「高地での試合をどうこなすか」「格上の国を相手にどう引き分けるか」が最重要課題となります。そこをうまくこなせば、意外な国が出てきてしまうわけで、今回はヴェネズエラも途中までいい線行っていました。 で、こういう問題意識を持つC級国ですが、アジアと違って、彼らは四六時中超A級国やA級国とガチンコ勝負をやっています。その結果、実行できるかどうかはともかく、どうすれば超A、Aと引き分け、うまくすれば食えるかを体で学んでおり、DNAレベルで知っています。逆に、格下のチームを圧倒するすべを体で知りません。その結果、「どんなチームを相手にしても、相手なりの試合ができる」チームとなるわけです。今回のエクアドルは格落ちですから、日本相手に「相手なりの試合をして」「引き分けに持ち込みきれなかった」ということですね。ベストメンバーでも、0対1が0対0の引き分けになっただけでしょう。勝つ気がないのはすぐわかりましたから。エクアドルのような国が練習試合でもつ問題意識は「引き分け戦術の調整」が最優先であるわけです。 これに対する日本がどういう問題意識を持つべきだったかと言えば、「引き分け狙いのチームのドアをどうこじ開けるか」だったはずです。間違っても報道にあったような「仮想ブラジル」なんてものではあり得ません。結果は、最終的には勝ったのですから、その点は評価すべきでしょうが、内容として「こじ開けた」にはほど遠いものでした。拙攻を繰り返して、途中は「こんな相手なら、勝っちゃおうか?」とまで思わせてしまった、という印象があります。幸い、勝とうと思っても勝ち方を知らない国ですから(地域予選での彼らの勝ちは、あくまで結果としての勝ちだと思うのが適当なのです)、幸運にも点を奪われずにすみましたが、全体として、やるべきことができなかった試合、と評するのが適当ではないでしょうか。 昨日の試合を見る限り、いわゆる欧州組の力が不可欠なことがまた証明されてしまいました(全員ではないですが、中田英、中村、松井は必須。稲本、高原は微妙かな)。ま、とにもかくにも力を認められて欧州に買われた人たちなんで、買われなかった人よりも働けて当然なんですが。
by ka-takeuchi
| 2006-03-31 20:28
| スポーツ(サッカー)
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