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将来は中田会長!?鈴木チェアマンがJ経営諮問委入りラブコール 電撃引退した日本代表MF中田英寿(29)に、Jリーグ・鈴木昌チェアマン(70)が4日、「Jリーグ経営諮問委員会」入りへのラブコールを送った。ピッチ外で経営者としての才覚を発揮してきた中田英に、サッカー界の運営現場を体感させる英才教育の場を提供。将来の『日本サッカー協会・中田会長』誕生を見越して、日本サッカーの牽引役を託した。 まったくよくわからない。なぜ中田氏(もう、我々の分身たる日本代表となることはないから、呼び捨てはふさわしくあるまい)が「今後も日本サッカーの発展に力を貸してくれると信じ」ることができるのだろうか。これまでさんざん日本サッカーに使われてきて、自分の言葉が通じない状況をイヤというほど味わった彼が、これ以上犠牲を払う必要があるのだろうか? 彼は「サッカーから離れない」というようなことを確かに言っている。しかし、そこに「日本サッカー」が含まれているという保証はない。 引退した選手の多くはサッカー界に身を置き続ける。だが、それは本当にサッカー界に貢献するためか? もちろん、多くは草の根の指導にあたる。結果的には日本サッカーの将来に貢献する。そして、自分を育てたサッカー界に「恩返し」するために草の根指導者の道を選ぶ人も少なくはないだろう。そういった人たちをおとしめるつもりはない。だが、「サッカー以外では食っていけないからやむを得ずその道を選ぶ」人が、やはり少なくないことも事実だろう。ワタシは、こういうケースも別に否定しているわけではない。自分の特技を活かして活きていくことは当然だからだ。だが、それを「貢献している」という言葉で、積極的にその道を選ぶ人とひとくくりにはしたくない。 そして、名をなした一握りの選手たちには、解説者を含め、日の当たるポストが用意される。指導者のライセンスをとれば監督、それがなくても協会、という感じだ。見方によっては役人の天下りと大してかわりはない。 欧州や南米の先進国なら、トップリーグを頂点とする大きなピラミッドが「貢献」の道を開いている。かなりの名選手でも、その下の方の指導者から始めることになる。すなわち、育成だ。トップリーグとその下のチームの違いは、トップリーグは完成品のために用意された舞台であって、育成を目的にしたものではないということだ。もちろん、下部リーグのチームも目的は育成ではないが、ピラミッド全体としてそのように機能するシステムができあがっている。対して、日本にはそれがない。下手をするとJ1よりチームが少なかったりするJ2、JFL、その他だけだ。その結果、J1の存在意義が曖昧になる。そのほか、高校や大学、中学、少年チームなどは、ピラミッドの外にある。で、ピラミッドの中は「天下り」でおさえられていたりする。積極的に貢献したい元中堅選手はピラミッドの外に出るしかない。まともなひとなら、「発展のためにどう力を尽くしたらいいかわからない」だろう。 中田氏は冷たい人間でも、恩知らずでもない。自分にサッカーを与えた山梨、自分の発射台になってくれた湘南ベルマーレには、きっちり恩返しをしている。だが、中田氏は日本サッカーが育てた存在ではない。彼はたまたま生まれる国を間違えた天才だ。日本サッカーからは、自身の選手としての成長過程でなんの恩恵も受けていないとワタシには見える。むしろ、欧州に行ってからは、中田氏の持ち出しだろう。ワタシは、今後も貢献を求められた中田氏が、「もう十分でしょ」と言う反応を返しても、まったく不思議に思わないし、批判もしない。むしろ、積極的に日本サッカー界に関与しようとする中田氏を見たくない気すらする。
by ka-takeuchi
| 2006-07-05 10:07
| スポーツ(サッカー)
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